
たんぽぽハウスが高円寺を中心に新店舗展開
東京都と千葉県を中心に事業展開しているたんぽぽハウスは、2019年6月に20店舗目をオープンしました。
大手リユース業者は、全国展開しているため100店舗以上ですが、地元密着型の多店舗展開は珍しいケースともいえます。
今回は古着リユースのたんぽぽハウスの多店舗展開や戦略を中心に解説していきます。また、古着リユースに興味はあるけれど、たんぽぽハウスを知らない方に向けてサービス概要もご紹介します。

たんぽぽハウスが高円寺を中心に多店舗展開
2019年6月、たんぽぽハウスを運営しているヴァンベールは、古着リユース店20店舗目を高円寺に出店・オープンしました。
ここでは20店舗目にいたる情報や戦略について、分かりやすく解説します。
たんぽぽハウスが20店舗目を出店
冒頭でも触れていますがヴァンベールは、同社運営のたんぽぽハウスの20店舗目出店・オープンを行いました。
オープン時期は2019年6月、20店舗目の出店場所は東京都中央区高円寺で、中央線沿いという立地条件を考慮しています。
これまでのたんぽぽハウスは、千葉県と東京都江東区、江戸川区、台東区、豊島区などに展開していて、高円寺への出店は初めてです。
たんぽぽハウスの戦略
たんぽぽハウスはブランドものの古着リユースではなく、普段着として利用する古着リユースを主な商材としています。
そして商品点数が多数ある点もたんぽぽハウスの戦略で、高円寺店はディストリビューションセンターとしての役割も担っているのが特徴です。
ディストリビューションセンターとは、在庫型物流センターのことで物流拠点を指します。また、在庫期間が長いのもポイントで、大規模な物流センターといえるでしょう。
ドミナント戦略とは
たんぽぽハウスを運営しているヴァンベールは、ドミナント戦略も意識しています。
ドミナント戦略とは、出店エリアをある特定のエリアに集中する経営方針で、特定エリアの市場で優位に立つことを目指すのが特徴です。
たんぽぽハウスは、千葉県には4店舗と比較的少ない傾向ですが、東京都には東西線や総武線、山手線、そして中央線沿いと立地条件を考慮し16店舗出店しています。
そして高円寺店は特に在庫点数が多いことから、ドミナント戦略を更に強めることも期待されます。
たんぽぽハウスとは
続いてはたんぽぽハウスを知らない方に向けて、改めてサービス概要などについておさらいしていきます。
たんぽぽハウスの概要
たんぽぽハウスとは、古着の買取とリユースを行っている実店舗型事業です。リユース品は、主に40代~50代の方達に向けた古着を取り扱っていて、おしゃれよりも普段着を意識した品ぞろえといえるでしょう。
また、大きな特徴は販売価格の安さで、最安値の古着は105円から販売しています。普段着として着用しやすいデザインを取り扱っていること点は、地域密着型リユース店として大きなメリットです。
たんぽぽハウスの買取とリユース
たんぽぽハウスでは買取も行っていて、店頭買取の1種類の買取に対応しています。
店頭買取の場合は、予約不要で買取品を持ち込めばその場で査定と買取金額の支払いが行われます。また、郵送買取は、2018年10月31日まで行っていましたが終了したため、買取予定の方は店頭へ直接持ち込みましょう。
買取メリットは、ノーブランドやファストファッションなどにも対応しているところで、一方必ずしも全ての服や状態でも買取・引き取りしてもらえる訳ではない点に注意です。(ぼろぼろになった服など)
社員研修会も実施している
たんぽぽハウスを運営しているヴァンベールでは、社員研修会の実施についても情報公開しています。
また、1年間に1回社員研修会を実施し、従業員に対して売上の基本や計算式について教えたり、経営方針を伝えたりなど、さまざまな内容を盛り込んでいます。
重要視している経営方針の1つとは、1人の顧客に何度も来店・購入してもらうことです。

たんぽぽハウスの多店舗展開はエリア集中という特徴もある
たんぽぽハウスは、地元密着型リユース・買取店で、中央線沿いの高円寺に20店舗目を出店しました。
そして高円寺店は、ディストリビューションセンターとしての役割も担っている点にも注目です。大量の商品を保管できるので、今後更に店舗を増加する際、高円寺店を拠点として物流網を整えることができます。
今後も千葉県・東京都の古着リユース店として、成長が期待されます。
参考URL:
https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_3886.php
http://www.haneq.co.jp/shoplist.html
https://www.nittsu.co.jp/support/words/def/distribution-center-transfer-center.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/ドミナント戦略
image:
http://www.haneq.co.jp/